涙女 : 夢の国・亞洲文化宮

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涙女

20070131

2002年/カナダ・フランス・韓国/1時間30分(レンタルDVD)
監 督  劉冰鑒(リウ・ビンジェン)
原 題  哭泣的女人
出 演  寥 琴(リァオ・チン) 偉興坤(ウェイ・シンクン) 他

<あらすじ>
マージャンに明けくれる夫に収入がないため、グイ(寥琴)は日夜DVDなどの不正販売をして生活費を稼いでいる。客の同情を引くため他人の子供を借りていたが、その子の親が失踪し、自分が面倒を見る羽目に。
一方、夫は喧嘩で友人を失明させ逮捕される。北京に不法滞在していたのがばれて故郷に強制送還されたグイは、以前つきあっていたヨーミンと再会、妻のいる彼と不倫関係になる。
ある日失明した男の友人夫婦が押しかけ、グイに治療費を請求する。彼女は大げさに嘘泣きをして追い返すが、それを見た葬儀屋のヨーミンは、彼女に葬式の「泣き女」を勧める。
「泣き女」とは、葬式で遺族を前にして、悲しみをこめたメロディで歌う仕事。メロディの種類によって金額も違う。
グイへの依頼は徐々に増え、やがてスケジュール調整が難しい状態に。
しかしある日、銃を盗み収監所を脱走した夫が、警官に撃たれ死亡したと聞かされる。
その日も仕事にでかけたグイは、依頼人の前で本気で泣くのだった。

<感想など>
面白い!コメディでも喜劇でもなく、どちらかといえば悲しい内容。物語もスローテンポで、特に激しい起伏はありません。なのに、引き込まれてしまいました。
なぜかといえば、中国に興味のある外国人が知りたいことが、全編に盛り込まれているからです。
それは何気ない日常の風景に過ぎません。「中国の人が見ても面白くないだろうが、外国人(中国から見た)にとっては興味深い風景」で成り立っている作品なのです。

主人公が泣き女を演じる舞台は貴州でしょう。(路線バスの行き先に『貴陽』とあった)この伝統やしがらみの根強い田舎町で、葬儀屋を営む男が事業の拡大をもくろむ、という設定が奇抜です。この男に対しグイの目的は失明した友人の治療費と夫の保釈金を稼ぐことのみ。このあたりは、一見軽く見える女の硬い部分を端的に言い表しています。

グイの夫はどうしようもない男ですが、彼女がそんな男に見切りをつけられなかったという事実に、悲しくなってきます。最後に、悲痛な泣き声で歌う彼女の眼に涙が一滴も流れないのは演出でしょうか。

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