酒見賢一「墨攻」 : 夢の国・亞洲文化宮

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酒見賢一「墨攻」

20070124

出版社: 新潮社
発 行: 1991/03/15

図書館で偶然見つけました。「墨攻」封切前に予備知識を、と思って早速借りてみると… 
装丁は実にシンプル。全195ページで文字も大きく、今まで読んだ歴史小説に比べ極端に短いです。簡素な挿絵がかえって印象的。
でも、物の形や情景がなかなか目に浮かびません。
例えば兵器については、《校機》《雲梯》《轒轀車(ふんおんしゃ)》《転射機》…といろいろ登場しますが、詳細な説明はあるものの、その形状を思い描くことができません。(想像力不足だぁ…)
先日観た「項羽と劉邦」に登場した兵器を思い出しましたが、この時代より前だからもっと単純なのか…くらいしか考えられません。
数少ない資料を元に物語や映像を創作する人たちは、本当に尊敬に値する!と、今になって感心しています。

さて昨日の『天空の舟』の主人公同様、本書の主人公《革離(かくり)》も切れ者です。境遇も似ています。「不幸な生い立ちの人間が天才的な力を発揮し、人々の信頼を得て昇っていく」というのは、ヒーローものの王道なのでしょう。
本書には、革離が上述の兵器を次々と作る過程や、人々を統率する様子が克明に記されており、まるで兵法書のようです。
最後に作者は、主人公が属した「墨家」という戦闘集団の思想と意義、後世への影響などを学術的見地から述べています。この記述には納得です。

映画『墨攻』のチラシにはすでに目を通していたので、キャストもある程度知っていました。登場人物に各俳優の姿を重ねながら読むのも楽しいものです。范冰冰(ファン・ビンビン)の役柄はオリジナルかな。(原作には恋愛は出てきませんから)ニッキー・ウーは誰を演じるのだろう。アン・ソンギの巷淹中(こうえんちゅう)はシブイんだろうなぁ。
漫画はかなり長編のようで、こちらも読んでみたいです。
ともかく映画は楽しみ!!

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