河 : 夢の国・亞洲文化宮

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20070120

台湾映画(図書館レンタルVIDEO)
1997年/台湾/1時間55分
監 督  蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
原 題  河 流
出 演  李康生(リー・カンション) 陸筏琳(ルー・シアオリン)
      陳昭榮(チェン・チャオロン) チェン・シアンチー  
      許鞍華(アン・ホイ) 楊貴媚(ヤン・クイメイ)  他

<感想など>
家族なのにまるで他人の父(陳昭榮)、母(陸筏琳)、息子(李康生)を描いた作品。
ゲイサウナに通う父と愛人とデートを重ねる母は、互いを非難することもなく、息子もそんな両親には無関心。
この設定が不気味です。一つ屋根の下に暮らしながら、それぞれが別の部屋に住み、誰か死んでいても気づかないのでは?という危うさを抱えています。
父親は寝室が水浸しになっても妻には言わず、自分だけで解決しようとします。妻が気づくのは、流れてきた水で自分の足がぬれた時。皮肉です。

息子が首の回らない奇病にかかった時は、家族の再生を期待しましたが、父母は息子を心配しても相手にはまるで無関心。息子に対する治療もそれぞれが独断で行い、付き合わされる彼がかわいそう。
両親とも息子が心配で病気を治してやりたいと思うけれど、彼を理解しようとはしません。
例えば父親と息子が屋台で食事をするシーン。父は「食べろ」と言うけれど、息子は首が不自由でうまく食べられない。介助して食べさせるという発想がない父親からは、「人を理解する能力の低さ」を感じます。バイクに乗る息子の首を後ろから支えている父親の姿は滑稽です。これも皮肉?

病院で、息子が「死にたい」と自分を殴るシーン。「いい子になって」と言って止める母親の姿からは、息子への愛情よりも自分が安心したいというエゴの面が強調されていたように感じました。

結局父母の会話は聞こえてきません。彼らが言葉を交わすことで病気も治る?という単純な展開にもならず、ラストもいろいろ想像できます。李康生演じる病人がリアルで、こちらまで首が痛い… 長すぎるワンカットに眠気をもよおすこともありましたが、なぜかメッセージは明確で、正直言って不思議な作品でした。

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