北方謙三「血涙」上・下巻 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

北方謙三「血涙」上・下巻

20061226

血涙〈上〉―新楊家将

血涙〈下〉―新楊家将  出版社: PHP研究所
  
  発 行: 2006/12




まず最初に…
前作「楊家将」と本作「血涙」をドラマ化してください!
ぜひ北方楊家将でお願いします!!
キャストは今旬の俳優さんたちで。(誰にお願いするの?)

<感想など>
さて、この「血涙」、副題は「新楊家将」。
前作は楊家軍の戦いが中心だったのに対し、本作はどちらかというと遼に焦点を当てた展開となっています。
まず、遼軍に新たな登場人物が加わります。
石幻果(せきげんか)。
常に耶律休哥のそばで調練をしている若い男。最初の20ページまで、その正体は明かされません。

一方、楊家では大黒柱の楊業、長男、次男、三男が亡くなり、解体しかけた楊家軍を再興するところから始まります。
次の遼の描写でようやく、石幻果が、記憶を失った楊四郎であることが明らかに…
記憶喪失!!!
これって物語をドラマティックに仕立てる常套手段ですよね!
と言いながら、それからの展開が楽しみな私!
記憶は必ずよみがえり、その時が大きな山場だというのが前もってわかっているからです。
それに、彼には戦場で出会った瓊峨姫が寄り添っているのです。

さて、楊家軍は楊六郎が継ぎ、七郎と、末の妹である九妹がそれぞれ部隊を持ち、再び帝の悲願である燕雲十六州奪回に向けて始動します。
やがて血を分けた兄弟が敵国にいることも知り…

国と国の対決というより、兄弟間の対決を余儀なくされた者たちの物語と言えます。
彼らの悲しみが、タイトルである「血涙」に凝縮されているわけです。
六郎も言うように「楊家軍」って、何だったのでしょうか。
利用される道を選択せず、一家で一国をなす戦いを展開していたら…
これは石幻果が楊四郎だったころの考えです。
そうなっていたら歴史も少し変わっていたかも知れません。

でもどんな展開になるにせよ、戦いが無意味だというテーマは、変わらないと思うのです。

コメント

非公開コメント
プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。