三城記 : 夢の国・亞洲文化宮

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三城記

20160828

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2015年/中国/2時間11分(レンタルDVD)
監 督  張婉婷(メイベル・チャン)
原 題  A Tale of Three Cities
出 演
劉青雲(ラウ・チンワン) 湯 唯(タン・ウェイ)
秦海璐(チン・ハイルー) 井柏然(ジン・ボーラン)
黄 覚(ホァン・ジュエ) 金燕玲(エレイン・チン)

<あらすじ>
第二次大戦中、国民党の特務であるフォン・ダオロン(劉青雲)は妻を亡くし、父親(李建義)、幼い2人の息子たちと葬儀を執り行う。そこに現れたのが、以前アヘン密売を見逃したチェン・ユエロン(湯唯)。亡き妻の従姉妹だという彼女は、夫亡き後、母と2人の幼い娘たちと暮らしていた。やがてダオロンとユエロンは惹かれあい、互いに結婚を意識する。

ある事件がきっかけで、ユエロンは安徽省蕪湖の故郷を離れ、シャオリン(秦海璐)と共に上海で暮らすことになる。ダオロンは命の恩人ともいうべきアホワ(井柏然)と、ユエロンを探しに上海へ。撃たれて重傷を負った彼を、ユエロンが偶然救い、2人は再会を果たす。

国共内戦が激化する中、国民党の撤退を知ったダオロンらは、香港行きを決意。そんな時アホワが命を落とし、恋人であるシャオリンは半狂乱に。ユエロンは母や娘たちを置いて行けないとダオロンに告げる。彼は一人香港に渡り、調理人をしながら彼女の到着を待つのだった。

<感想など>(ネタバレしています)
レンタル店の新作コーナーで目に留まった。劉青雲と湯唯が主人公って、親子?と思ったら夫婦である。そして何とジャッキー・チェンの両親だという。最初のうちは、この組み合わせが想像できなかったのだが、だんだんとお似合いになっていった。

物語は「歴史に翻弄される民衆」の視点で描かれる。歴史もの言えば為政者の立場が中心のケースを多くみてきたせいか、初めのうち、ダオロンの「国民党の特務」がどのような扱いなのかがとても気になった。しかし、彼がこの任務についたのも主義主張ではなく金銭の必要に迫られて、のようだ。また、後にアホワがダオロンの輸血費用を工面するのに共産党の仲間から借金をしたというくだりもある。制作側の立場はあくまで中立であると分かった。なお、アホワがどんな人物だったのかは最後まで不明。(それとも語られている場面があったか?)シャオロンと人生を共にできなかったのもまた運命なのかも…と考えると、2人に助けられたダオロン、ユエロンの幸運を思わずにはいられない。

悲惨な戦乱を背景としたダオロン、ユエロンのラブロマンスには、手に汗を握った。「ジャッキーの親」という予備知識がなければもっとハラハラドキドキであろう。ダオロンは、いったいどれだけ生命の危機をくぐりぬけたことか。芸達者で銃撃にも長け、情にも厚いその姿はまさに時代のヒーロー。一方のユエロンは生き抜くための術を備えた芯のある女性で、迫力がみなぎっている。2人が舞台に上がる場面もあり、波乱万丈は劇の続きであるような感覚だった。

終盤でジャッキーの誕生が小さな新聞記事を通して語られる。作品中での彼の情報はこれだけである。ここでようやく、彼が、苦難の末香港に渡った2人から生まれたと知った。(長い間ジャッキーは一人っ子だと思っていたと他の情報で知った。)再婚前の両親が大陸に残してきた息子たち、娘たちと再会できたのが38年後とのこと。悲しい別離の方に比重を置いた作りであると感じた。

父の帰りを待ちわびて、汽車を追いかける男の子たちの姿に、思わず涙してしまった。

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