後宮の涙 : 夢の国・亞洲文化宮

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後宮の涙

20141005

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2013年/中国/全45話(TV視聴)
監 督  李慧珠 鄭偉恩 梁国冠
原 題  陆贞传奇
出 演
趙麗頴(チャオ・リーイン)陳暁(チェン・シャオ)喬任梁(キミー・チャオ)
楊蓉(ヤン・ロン)劉雪華(ラウ・シュッワー)張可頤(マギー・チョン)
唐芸昕(タン・イーシン)呉映潔(ウー・インジエ)金巧巧(ジン・チャオチャオ)
李彦希(リー・ジーチュン)李依暁(リー・イーシャオ)姜鴻(チアン・ホン)

<あらすじ>
6世紀半ばの北斉。商家の娘陸貞(趙麗頴)は、父(岳躍利)を殺した継母(王琳)への復讐を胸に宮中に入る。かつて命を助けた長広王高湛(陳暁)とは相思相愛の仲だが、ライバル沈碧(唐芸昕)や許嫁(いいなずけ)沈嘉敏(習雪)、さらに彼の元恋人で貴妃蕭喚雲(楊蓉)らの陰謀により度々危機に陥る。

宮中では、陸貞は先輩女官の楊晩秋(劉一禎)や師匠と仰ぐ杜蘅(金巧巧)らの協力もあって次々と苦難を乗り越える。財政難の克服にも貢献し、皇帝(喬任梁)の信任は厚い。その結果、破格の出世をして、復讐も果たすが、自分が父の実子ではないことを知り苦しむ。

たびたび高湛の命を狙ってきた皇太后(劉雪華)は、婁氏一族を結集させてクーデターを画策。しかし誤って息子である皇帝を死なせてしまう。喚雲は生まれた男児を陸貞に託して死去。高湛は苦難の上帰還し、婁氏を破り即位する。陸貞はすでに高湛の妻であるが、皇后になれない事情があった。

<感想など>
宮廷ものを観る機会が多い今日この頃。本作品でも女性たちの激しい権力闘争に辟易したが、その一方で“悪役”にかえって敬意を抱いてしまった。「なんだ、この女は~」と怒り狂いながらも、演じる女優さんには心の中で拍手。イメージダウンをはばからない心意気は、さすがです。(笑)

その“いや~な女”の筆頭が、沈碧。思慮の浅い沈嘉敏を操るところなど、実に憎々しい。でも長広王への気持ちは純粋で、恋する女と意地悪女とのギャップは、まさに見所の一つ。最期まで諦めない根性には脱帽。

悪役で目につくのは中高年女性。自分がその年代だからなおさらだ。母親の愚かさを見るたびに溜息が出る。例えば皇帝の母親の婁昭君。息子を皇帝にするために夫を殺し、目的を果たした後は、義理の息子の暗殺を何度も企てる。自分が政権を握るため、他国に自軍の奇襲を持ちかけるような汚いやり方も辞さない。この人が出てくるたびに身震いしてしまった。(笑)

主人公の継母役である王琳は、出番は少ないが印象に残る一人。「傾城の皇妃」での怪演が頭に残っているせいか。相手を貶めようとする気迫が半端ではない。

コセコセしたオバサンだなあと思ったのは婁青薔。いつも婁昭君のご機嫌をうかがっている姿が醜い。けれども顔はとても綺麗。気の毒度ナンバーワンは彼女だった。

意地悪な女から一転、慈愛に満ちたキャラになった人もいる。貴妃の蕭喚雲だ。終始ツンとして、笑顔はほとんど見せない。演じる楊蓉は「新笑傲江湖」のキャピキャピしたイメージが強くて、最初は同じ女優さんとは思えなかった。終盤の堂々とした采配ぶりや、誇り高い様相、皇帝を徐々に愛するようになる過程が、興味深かった。

本作はオリジナル的要素が強い作品とのこと。
歴史物と聞くと史実と比べたくなるが、フィクションとして観た方が面白い作品もあると思う。本作品がまさにその例だ。古装姿や人間関係の中に、時折現代が重なって見えるのである。

主人公がわずか1年で異例の昇級をした経緯は、新入社員が瞬く間に管理職になるようなものだ。それも、ゴリ押しアポなし面接を経て、である。また、司宝司、司衣司を仕切る様子からは、経験の浅い上司がベテランを指揮する際の心構えを連想する。ビジネス選書を読んでいる感覚だった。

女性の社会進出を考えさせられる場面もある。
陸貞は、高湛から宮中の業務を一切やめるように迫られて憤慨する。この時の2人は、結婚後仕事を続けるか否かで争うカップルに見えた。高湛は、陶器づくりを指揮する陸貞を見て、彼女の生きがいを理解するが、こうした、女性に理解を示す男性の描き方もまた、女性視聴者の心をつかむ要因に思えた。

なお、最近観る歴史物では「自己犠牲」の精神が気になるところだ。本作では、主人公は近隣国との和平のために身を引く決心をする。そのかわりと言っては語弊があるかもしれないが、宰相という栄誉あるポストを手にするのである。ドラマではこの経緯を美徳ととらえているように思えた。

「アチャン」、「アチェン」と呼び合う2人。最近観たドラマの中では私的にベストカップルだった。またどこかで共演してほしい!

コメント

No title

お久しぶりです!ご無沙汰してますがお元気ですか?
私は東京に来て数年経ちますが、相変わらず元気です^^

最近はまったくブログをUPしてませんが、
実家とは違い有料チャンネルが見れるようになり
毎日毎日中国&台湾ドラマを見るようになりました。

特に中国ドラマにハマってしまい、
「後宮の涙」はもちろんのこと、「傾城の皇妃」
「宮廷女官若曦(続も)」「傾城の雪」「謀かりの後宮」
「宮廷の泪・山河の恋」「紅楼夢」「白髪魔女伝」等々、
他にも「水滸伝」「岳飛伝」「隋唐演義」「大秦帝国」
「賢后 衛子夫」「則天武后」「孫子」「孔子」等々、
他にも沢山見ましたよ~。

現在は「ときめき旋風ガール」「カノジョの恋の秘密」
「幸せが聴こえる」等現代ドラマを見てますが、
中国語圏のドラマにハマりっばなし。
そのせいで時間がなくブログを書くのが面倒になってきたという…(笑)。

3月の大阪アジアン映画祭にも行く予定にしてます。
(台湾&香港映画の計4本)
感想をブログに書けるといいなと思ってますが
思うだけでまた放置しそう^^;

そんな私ですが、今後もよろしくお願いいたします☆

No title

TKATさん こんにちは♪
こちらこそご無沙汰しています。
来てくださってほんとに嬉しいワ♪
お元気そうで何より。私も元気です。

たくさんドラマをご覧になったのですね♪
その中には未見の作品も多く、見たい気持ちが
ウズウズしてきました。
最近は眼精疲労に加え、長時間同じ姿勢でいるのが辛く、
映画館もご無沙汰です。
体調不良ではなく、ただ年とっただけで…(笑)
でも最近は旅行する余裕ができて、今週末台北へ行きます。
飛行機の3時間くらいはまあ耐えられるかな。(笑)

マイブームは「天龍八部」。
前バージョンが大好きで今回はどうよ?と思ったけれど、
私的にかなりイケてます。
この頃リアリティの強いイジメや殺戮がイヤで、
荒唐無稽な場面&展開の方に興味津々!!

大阪アジアン映画祭に行かれるのですね!
ご感想を聞かせていただければ嬉しいです。
ブログ再開、お互いに頑張りましょう。(笑)
これからも折に触れおしゃべりできたらいいなと思います。
こちらこそよろしくお願いいたします。
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いろいろな出会いを
大切に♪

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