傾城の皇妃 : 夢の国・亞洲文化宮

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傾城の皇妃

20140717

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2011年/中国/ 全42回(TV視聴)
監 督  梁辛全(リャン・シンチュアン)
     林 峰(リン・フォン)
原 題  傾世皇妃
原 作  慕容湮儿「傾世皇妃」
出 演
林心如(ルビー・リン) 厳寛(イェン・クアン)霍建華(ウォレス・フォ)
洪小玲(ホン・シャオリン) 苗皓鈞(ミャオ・ハォジュン) 王琳(ワン・リン)
楊佑寧(トニー・ヤン) 惠英紅(クララ・ワイ) 戴春栄(ダイ・チュンロン)
王雨(ワン・ユイ) 楊凱淳(ヤン・カイチュン) 劉涛(リウ・タオ)
蒋愷(ジァン・カイ) 鄭凱(ジェン・カイ) 茅子俊(マオ・ズージュン)

<あらすじ>
10世紀、五代十国の時代。楚国の皇女マー・フーヤー(林心如)は、父である皇帝馬殷が実弟に暗殺された現場を目撃し、復讐を心に誓う。蜀国皇帝の長男モン・チーヨウ(厳寛)は廃太子(皇太子から外された息子)からの逆転を胸に秘め、フーヤーの利用を画策、パン・ユーと改名させた彼女を伴い蜀に帰国する。やがて2人は相思相愛の仲に。しかし彼女と皇太子チーシン(邱爽)との婚儀が決定。そんな中皇帝(蒋愷)が亡き皇妃と瓜二つの彼女と強引に婚礼を挙げる。ところが皇帝は毒殺される。

北漢との戦いを前に、ドゥ皇太后(惠英紅)はチーヨウを即位させ、戦地へ向かわせる。ところが彼は、味方の裏切りから北漢の捕虜に。チーヨウを救出するため、フーヤーは蜀の皇女ディレンと身を偽り、北漢の皇帝レンチョン(霍建華)に嫁ぐ。レンチョンは仮面をつけた彼女をすぐに意中の人フーヤーと見抜き、喜びを露わにする。楚国から嫁いだ皇后シャンユン(洪小玲)はフーヤーの生存に驚くとともに憎悪をつのらせる。

フーヤーは、皇女レンス(劉梓嬌)のチーヨウに対する愛情を利用して彼を救出、3人で蜀へと向かう。シャンユンはフーヤーの暗殺を目論んで待ち伏せをする。ところがそこへレンチョンが到来、彼女の放った矢が刺さり絶命。悲嘆にくれたシャンユンは自死する。

チーヨウ不在の間に蜀の皇帝となったチーシンは、帰国した3人を幽閉する。

<感想など>(ネタバレしています)
小国が分立している時代のドラマは初めて(三国志を除く)で、あちらにもこちらにも皇帝がいる状況に戸惑った。家臣たちの所属を把握するのもたいへんだ。予備知識や人物関係図は必須である。

さて今回もドロドロな人間模様が半端ではない。
主人公マー・フーヤーが楚国を離れてから7年。その間に主要登場人物のほとんどが亡くなる。醜い争いが繰り広げられる作品の中でも、本作は特にキツい。しかし各人の死は辻褄の合うように作り込まれており、妙に納得がいく。毎回辟易としながらも「最後まで行くしかない!」と、頑張って観た。(笑)

悲劇が重なっていく原因は、まさに「善人」として描かれるマー・フーヤーにある。

彼女は美しく聡明で医術に長けたスーパーウーマン。彼女に惹かれる人の多いこと!相思相愛のチーヨウの他、彼の弟のチーユン(王雨)、チーシン、北漢の皇帝レンチョン、そして蜀の皇帝が彼女にベタ惚れだ。さらに、付き人も含め、自らを犠牲にしても彼女を生かそうとする者が多く登場する。

このような味方と反対側にいるのが、彼女の命を狙う者たちだ。フーヤーが持っているような正義や美貌に対する憎悪、嫉妬は、時代を問わず誰の心にも潜んでいる気がしてくる。そうした激しい人間模様が繰り広げられる背景には、登場人物たちの「固執」、「確固たる精神」があると思う。それをちょっと書きだしてみよう。

マー・フーヤー(楚国皇女)…チーヨウとの愛、父の敵討ち
モン・チーヨウ(蜀国廃太子)…フーヤーとの愛
リウ・レンチョン(北漢皇帝)…フーヤーへの愛
ハン次妃(蜀国)…皇帝への復讐、後宮の攪乱
ホァ爺(フーヤー付き宦官:苗皓鈞)…フーヤーへの忠誠
ユンジュ(フーヤーの付き人:楊凱淳)…フーヤーへの忠誠
シャンユン(北漢皇后)…レンチョンへの愛、フーヤーを憎悪
レンス(北漢皇女)…チーヨウへの愛
ドゥーユン(楚国皇太子)…レンスへの愛、チーヨウを憎悪
             生きることに固執

俳優さんたちはいずれも好演。特に最期を迎える人物の場合、持ち味を最大限に生かした演出で、深い印象が刻まれる。その中でも脇役的存在のドゥーユンが忘れられない人物となった。悪事を尽くしながらシレっとした顔で姉フーヤーに寄り添う姿は不気味だ。レンチョンの弟レンシー(楊佑寧)に奴隷扱いされて毒の実験台になり、人間の心を失った状態には背筋が凍る。

他のドラマのように一途な愛情にときめくドラマではなかった。フーヤーには長い生涯を生き抜かなければならない使命がある。ドラマを振り返っただけで気分が重くなる。

最後に弟分の趙匡胤(乔任梁)と会う場面で、やや安心した。

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