香港の夜 : 夢の国・亞洲文化宮

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香港の夜

20140404

xianggangzhiye.jpg

1961年/日本・香港/1時間59分(TV鑑賞)
監 督  千葉泰樹
中文題  香港之夜
英 題  A Night in Hong Kong
出 演
宝田明 尤敏(ユー・ミン) 司葉子
草笛光子 王引(ワン・イン) 浜美枝
上原謙 藤木悠 金伯健(カン・パクキン)
小暮実千代 馬力(マー・リー)

<あらすじ>
新聞記者の田中弘(宝田明)は、香港で看病してくれた呉麗紅(尤敏)に一目惚れ。麗紅も彼に惹かれたが、行方不明の日本人の母(小暮実千代)が許せず、一歩を踏み出せない。帰国後間もなく、田中は怪我をした同僚(藤木悠)の代わりとして香港に赴き、偶然麗紅と再会。しかし勧められた縁談に不本意だった彼女は、秘かにマカオに住む伯父張千里(王引)の家に引っ越してしまう。一方、田中に好意を寄せる幼なじみの恵子(司葉子)は、偶然つかんだ麗紅の母好子の消息を彼に知らせる。麗紅は一時期好子の住む柳川で生活するが、なじめずに香港に帰国。田中は再び麗紅に求婚するが、間もなくラオスへの出張を命じられる。麗紅はウェディングドレスを着て結婚式を思い描いていた。

<感想など>(完全ネタバレです)
史上最悪のエンド!こんな結末を提案した人はきっと後悔したのでは?この後に続くシリーズ2,3作目の設定が全く異なる理由がようやくわかった。

とはいえ、私はこの作品が続編2作よりも好きである。麗紅一筋の田中は、恵子という強者の猛アタックにも影響されない。その“ぶれない心”にキュン!とくる。

恵子の清々しさも心に響く。最初は、想い人に対するストーカーまがいの行動がひっかかったが、あきらめた後のサッパリした態度に好感が持てた。そんな中唯一解せなかったのは、最後麗紅と共に丘にたたずんでいるときの表情。以前友情の証(踏ん切りをつけるため?)にと、麗紅とアクセサリーを交換した彼女だが、麗紅の悲しみに完全に寄り添っているようには見えない。同情も嫉妬も憐憫も、その状況にはふさわしくない。演じている司葉子自身が、この変なラストで戸惑っていたのかも。

なお、現代ものでは気になる“偶然”も、ここでは必要不可欠に思えてくるから不思議だ。観る者が心から願っている“偶然”だからか。田中と麗紅を再会させて!と願ったら田中の同僚のケガが麗紅と近いところで起きていたことがわかる。麗紅のお母さんを早く探し出して!と願えば、恵子が偶然写真を発見し、旅先で同じ写真を見つける。でも「実は田中が生きていました」という偶然は起きなかったな。残念…。

本編終了後の宝田明の対談も興味深かった。
3作目のあと、尤敏から求婚されて断ったら、制作が進行していた続編の上映が中止になったというエピソード。その時もちあがっていた縁談を断るための言動とのことだが、そのまま映画になりそうな話だ。宝田明のなめらかな話術が好奇心を掻き立てる。

レトロな風景が出てくる映画を、機会があれば観ていきたい。

コメント

ゴジラ

宝田明&ユー・ミンのコンビネーション最高でしたね♪暗雲な急転回は千葉泰樹監督らしいサプライズなエンデイングー。過去の戦争の傷を報道人の現代の悲劇としたかったのかも知れない…。喫茶店の入り口にゴジラのポスターが貼って有りましたね!!フイルムセンターの舞台挨拶では新作のゴジラにカメオ出演、でも日本公開版ではそのシーンがカットされたので完全版が公開されたら見て下さいとか、原節子さんの今もお元気でしょうかーとかスピーチ。フイルムセンターでの千葉泰樹監督特集に駆け付けて今も相変わらずに紳士でしたねー。

ゴジラも観たいです

PineWoodさん、はじめまして♪

この作品、だいぶ前に見たもので、だいぶ忘れてしまっています。
でも男前の宝田明、キュートなユー・ミンに
楽しませてもらったのは覚えています。

>過去の戦争の傷を報道人の現代の悲劇としたかったのかも知れない…。

なるほど~そういう考え方もあるのですね。
その監督さんの特徴をよく知ることも大事ですね。
今後懐かしの作品を見たときに気に留めておきます。
ゴジラも見たくなりました~
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