ケンとメリー 雨あがりの夜空に : 夢の国・亞洲文化宮

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ケンとメリー 雨あがりの夜空に

20140214

kenandmary.jpg

2013年/日本/1時間27分(劇場で鑑賞)
監 督  深作健太
出 演  竹中直人  胡 兵(フー・ビン)
     北乃きい  ジザン・ラジャ・ワーワク
     メンディ・チョン・イエ・ミン

<あらすじ>
片倉健(竹中直人)は商用でストッキングのサンプルを携えマレーシアに向かう。しかし激しい嵐のため、飛行機は目的地クアラルンプールからかなり離れた小さな空港に到着。彼は右往左往した上、スリに財布を盗まれ途方にくれる。そんなとき龍の装飾華やかな大型トラックに助けられる。運転手はメリー(胡兵)と名乗る中国人青年。健は仕事のほかに、娘ゆかり(北乃きい)の結婚式に出席する予定もあり急いでいた。健はトラック<小龍:シャオロン>の助手席に乗り、メリーと共にクアラルンプールに向けて出発する。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます)
「ケンとメリー」といえばスカイライン! けれども目の前に現れたのは真っ赤な龍が躍るデコトラだった。挿入歌はRCサクセションの「雨あがりの夜空に」。そしてケンが度々問いかける「愛しあってるかい?」には思わず「愛しあってるよ~」と答えていた。(笑)懐かしさの中に意表を突くおかしさとホロリとする場面が入りまじった87分。意外に短い。

サイトを見ると、昨年11月から公開されていたそうだが全くのノーチェック。今回近場の劇場の情報を何気なく見て知った次第。もっと宣伝してくれてもいいのに。胡兵も北乃きいも、中国語講座でおなじみの役者さんだから、そちら方面に注意していたら気づいたかも。

竹中直人演じる健は、妻の死後男手ひとつで愛娘ゆかりを育ててきた。その娘が日本語教師として働くマレーシアで結婚すると聞かされるが、相手のことは何も知らない。娘は「来るな」と言うが親心としては花嫁姿をどうしても見たい。彼は仕事にかこつけてマレーシアに降り立つ。さて花婿はいったい誰なのだろう。キャストを見ればたぶんメリーだ、と想像が働くが、それではあまりにも話ができすぎている。それに、ゆかりの同僚男性(ジザン・ラジャ・ワーワク)の方が、花婿らしく見える。ではメリーとはいったい何者?

マレーシアが舞台のロードムービー。目的地にたどり着くまでの珍道中で、ケンとメリーは反発し合いながらも絆を深めていく。ケンの仕事、家族に対する思いや、メリーの過去に対するけじめなど、二人の真摯な気持ちが垣間見える「ドライブ」である。だんだん、昔見た「ケンとメリー」の影が薄くなっていく。終盤では二人がすっかり父子らしくなって(笑)、彼らこそが「ケンとメリー」であると、頭の中に固定した。

竹中直人の演技は想像内だったが、胡兵は予想外。ひょうひょうとしていて、竹中直人との掛け合いでは、絶妙な間合いが素晴らしい。日本語をかなり理解した上での、すっとぼけた表現なのだろう。この人の「ごめんちゃい」が頭に残って離れない。(笑)

あとで竹中直人の故・忌野清志郎にあてた弔辞を読んだら、じわりときてしまった。私たちが楽しんだ台詞や表現はすべて、雨あがりの夜空にとどいていることだろう。そういうことを考えて再鑑賞したら、今度は笑いどころで泣いてしまうかもしれない。

さて、最後に「続」の一文字。これは続編アリを意味している?北乃きい演じるゆかりが、ほんとうは玉の輿だった、ということがさらりと語られていることから、今度はそちら方面のいざこざが起きる予感。是非続編を!


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