ドラッグ・ウォー : 夢の国・亞洲文化宮

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ドラッグ・ウォー

20140118

duzhan.jpg

2012年/中国・香港/1時間46分(劇場で鑑賞)
原 題  毒戰
英 題  Drug War
監 督  杜琪峰(ジョニー・トー)
出 演
孫紅雷(スン・ホンレイ) 古天樂(ルイス・クー)
黄 奕(クリスタル・ホアン) 鍾漢良(ウォレス・チョン)
李光潔(リー・グアンジエ) 林家棟(ラム・ガートン)
郭 涛(グオ・タオ) 林 雪(ラム・シュ)
葉 璇(ミシェル・イエ) 高雲翔(ガオ・ユンシャン)

<あらすじ>
ジャン警部(孫紅雷)がドラッグの運び屋を大量検挙した直後、覚醒剤密売業者テンミン(古天樂)が病院に運び込まれる。爆発事故のあった工場から逃亡する途中衝突事故を起こしたのだ。ジャンは彼に、減刑とひきかえに麻薬密売捜査への協力を提案、テンミンも承諾する。こうして、テンミンが仲介する麻薬密売ルートを割り出すために、ジャンが率いる津海警察と、密売先を所轄する粤江警察との合同捜査が行われる。

<感想など>
最初から衝撃的なシーンを叩きつけられた。捕まったバスの乗客たちが、飲み込んだドラッグのカプセルを出させられる。ジャン刑事が彼らをまんまと出し抜いた大手柄だが、ここでの活躍はほんの序の口に過ぎない。

表面だけざっと見れば、中国公安の威信を証明するような内容だ。でもいわゆるプロパガンダ的なものでないことは観てのとおり。大陸の公安側対香港の麻薬密売グループという構図が最後まで続くのだが、どちらかというと香港側の方に好感を持ってしまう。香港サイドの人物の背景の方が詳しく描かれ、人間的な面を見せているのに対し、刑事たちについては、職務以外の情報がほとんど伝わってこない。大芝居を打つジャンやベイ(黄奕)は素晴らしいが、私生活の方は全く分からない。物語が終わってもその実感がわかないのは、公安側が最後まで謎めいていたからかもしれない。あの芸達者な刑事たちが何者なのか(刑事には違いないが)知りたい思いがつのった。

執念のぶつかり合い、せめぎ合いにもくぎづけになる。
家族を失ったテンミンが生き抜くことに凄まじい貪欲さを見せているように、刑事たちも犯人逮捕に命を懸けている。特に死んでも離すものか、という意思を見せつけたあの手錠。ジャンの気迫が、職務を越えたところから発しているかのように見える。当然のことながら、罪を犯した者は悪、犯人を追う立場は善。でも執念深さの点では両者互角。

最後、「毒に始まり毒に終わったか…」と思わずつぶやいてしまった。でもこれで本当に終わるのだろうか。かつて、テンミンが家族とどんな日々を過ごしていたのか。七人組はどんな経緯で結びついたのか?刑事たちの人間関係は?サイドストーリーがあれば、物語がより膨らむのではないだろうか。このままでは消化不良だ。なによりあのラストは後味が悪すぎる。

この作品も続編をお願いしたい。過去にさかのぼった内容を是非!!

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毒戦 :龍眼日記 Longan Diary

舞台は中国大陸。 麻薬工場の爆発事故が原因で病院に担ぎこまれたティンミン(古天樂:ルイス・クー)は チョウ(孫紅雷:スン・ホンレイ)率いる麻薬対策班に逮捕される。 しかし死刑を免れたいティンミンは警察への全面協力を約束する・・・。 古天樂がスゴイ。 そこまでして生き延びたいのかと呆れ果てるほどの生への執着ぶり。 生きるためなら仲間を売るなんざ当たり前。 途中までは彼の生...

コメント

怖かったですよねぇ・・・

孔雀の森さん、こんばんは。
そうそう、私もなぜか悪役のはずの香港サイドの面々に肩入れしてしまいました。
なぜだろう??と思っていたのですが、なるほど!
人物の背景が全くわからなく人間味の感じられない公安メンバーへの
怖さが感情移入できなかった理由だったのかもしれません。
サイドストーリー、確かに観てみたいですねぇ。

忘れられない作品

sabunoriさん、こんばんは♪
ほんとに、怖かったですね…
彼の愚かさ、滑稽さを考えれば、
やはりあのシーンは不可欠なのですね。
忘れられない作品になってしまいましたよ。
悪は悪。鑑賞者に対し、徹底的な処置を見せつけることも、
制作者の立場として必要なのかも…と今になって思います。
ところで古天樂、孫紅雷の広東語⇔北京語のやりとりにも、
違和感を抱きませんでした。むしろ自然に感じました。
やはり本人たちの生の声の方が断然いいな、と。

こんにちは

初めまして。
毒に始まり、毒に終わる…正に孔雀の森さんが書いてらっしゃる通り。
観ているこちらにまで、本当にしびれる毒でした。
公開からだいぶ経ってしまいましたが、TBさせてください。

まだ記憶に生々しく…

ここなつさん、はじめまして♪
かなり前に観たと思うのですが
まだ記憶に残っています。
あの毒がいかに恐ろしいものだったかと
いうことを今も感じています。
TB大歓迎です。
今後ともよろしくお願いします。
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Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

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