楊家将 ~烈士七兄弟の伝説~ : 夢の国・亞洲文化宮

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楊家将 ~烈士七兄弟の伝説~

20131229

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2013年/中国・香港/1時間42分(劇場で鑑賞)
監 督  于仁泰(ロニー・ユー)
原 題  忠烈楊家將
英 題  SAVING GENERAL YANG
出 演 
鄭少秋(アダム・チェン) 鄭伊健(イーキン・チェン)
于 波(ユー・ボー) 周渝民(ヴィック・チョウ)
李 晨(リー・チェン) 林 峯(レイモンド・ラム)
呉 尊(ウーズン) 付辛博(フー・シンボー)
徐 帆(シュイ・ファン) 邵 兵(シャオ・ピン)
安以軒 (アン・イーシュアン) 梁家仁(レオン・カーヤン)
陳之輝(チェン・チーフイ)

<あらすじ>
宗王朝に仕える楊一族は、北方騎馬民族の遼を撃退した功績から厚い信頼を寄せられていた。そんな中、かつて楊業(鄭少秋)が討った将軍の息子耶律原(邵兵)が遼の大軍を率いて迫ってきたとの報告が入る。皇帝は宰相の潘仁美(梁家仁)と楊業に、出撃命令を出すが、潘家から根深い恨みをかっていた楊業は、相手の画策によって部隊の先鋒を務めることとなる。激しい戦闘の中、潘仁美の本陣は善戦していた楊軍を見捨てて撤退。毒矢を受けた楊業は残った味方と共に両狼山に敗走する。危機を知った楊家では、七人の息子たちが父の救出と帰還を母(徐帆)に誓い、出撃する。

<感想など>(ネタばれしています)
楊家将といえば四男が思い浮かぶが、今回の実質的主人公は六男である。また、物語では、七兄弟の出撃目的が戦いではなく父の救出、という異色の展開。救いがなくて、話が進むにつれ心がどんどんしぼんでいく。これまで観た楊家将関連のドラマや京劇の演目とは別物と思った方がよさそうだ。

少しがっかりさせるようなことを言ってしまったが、そんな物語展開とは裏腹に、画面は最後まで魅せてくれた。七人の男たちが一人一人見せ場を作っていて「かっこいい」のである。きっと周到な演出によるのだろう。それともう一つ、音楽効果は大きい。戦闘の激しさと残酷さ、出陣する際の緊張感と悲しさが、メロディーに乗って心に入ってくる。その音楽担当は川井憲次さん。勇壮な場面での琴の音色が印象深く残る。

七人の兄弟をはじめ、脇を固める人物たちが、それぞれの特徴を生かした戦い方、台詞回し、表情の作り方で、スクリーンを盛り上げ、最後まで引っ張って行ってくれる。

中でも周渝民演じる弓の名手は、役者の個性とよく合っていると思う。寡黙で陰のある雰囲気、鋭いまなざしと顎の線、瞬時の判断で弓を引く所作が、美しい。古装姿が全く想像できなかっただけに、意外な発見をした気分だった。

鄭伊健には童顔のイメージがあったが、長男という役柄からか実年齢相応の顔だった。安心して見ていられたが、壮絶な最期の場面だけは勘弁!だ。

忘れてはならないのが、楊業の忠臣を演じる陳之輝。出演時間は短いが、この人ならではの仕事で魅せてくれる。これまでの彼の役柄を振り返ると、今回同様、勇猛果敢に闘って華々しく散っていく姿が多い気がする。彼のように忠義を尽くす役柄では一番!という人材は必要不可欠。縁の下の力持ち的存在ながら「オレをみてくれ!」と言わんばかりの壮絶な場面は、一瞬で終わるからこそじっくりと見たい。

そして憎々しいことこの上ない潘仁美。卑小さ、ねじれた心、といった負の要素を一身に集めたキャラクターで、かえってインパクトが強かった。アクションでならす七兄弟と対極に位置する彼の存在感も大きい。

古装劇の見せ方も、どんどん変わってきている、と実感した作品だった。

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