太極(TAI CHI)-ゼロ- : 夢の国・亞洲文化宮

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太極(TAI CHI)-ゼロ-

20131227

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2012年/香港/1時間38分(レンタルDVD)
監 督  馮德倫(スティーブン・フォン)
原 題  太極1従零開始
英 題  TAI CHI ZERO
出 演  
袁暁超(ユエン・シャオチャオ) 梁家輝(レオン・カーファイ)
楊 頴(アンジェラベイビー) 彭于晏(エディ・ポン)
舒 淇(スー・チー) 梁小龍(ブルース・リャン)
馮淬帆(スタンリー・フォン) 劉碧麗(Mandy Lieu)
熊欣欣(ホン・ヤンヤン)

<あらすじ>
清朝の時代。母(舒淇)亡き後、ルーチャン(袁暁超)は天理教の師匠に引き取られる。額の突起を押すと制御不能の殺人鬼と化す彼は、やがて戦争に利用されるようになる。そんな彼の身を案じる軍医(梁小龍)は、寿命を縮める戦いをやめ、陳家拳の修行をするよう、強く勧める。味方が殲滅し、命からがら逃れたルーチャンは、険しい道のりを経て陳家溝に到着。ところが村人たちは彼を排除する。陳家の娘ユーニャン(楊頴)と手合せしても全く歯が立たない。そんな彼にアドバイスしてきたのは、質素な身なりの男(梁家輝)だった。一方、ユーニャンは、イギリス帰りの幼なじみズージン(彭于晏)が語る鉄道敷設計画に協力するつもりでいた。

<感想など>
あまり期待していなかったが(しなかったから?)意外と楽しかった。最初の無声映画的展開では、主人公の母の薄幸な面が強調され、湿っぽい雰囲気に。次に突如砂漠での戦闘場面となり、彼の変貌ぶりにびっくり!後に挿入されるアニメで明るくからりとした感じに変わり、これがストーリー理解の助けにもなった。実に目まぐるしい、飽きさせない展開だ。

荒唐無稽とも思える表現については、好みが分かれるかもしれない。
額の突起を押すと白眼になって人格が変わる様子からは、武侠ものでよく見る「走火入魔(気が暴走する)」や、アメコミヒーローがかかえる制御不能な特殊能力などを連想した。「トロイ」という巨大戦車(?)は、まるでUFOみたいで、線路を進むようにはとても見えない。舞台は中国大陸だが、登場するのは多国籍のモノたちだ。作者の趣味(どんな趣味かは知らないが)の世界をのぞいているような感覚だった。

解説によれば、楊式太極拳の創始者、楊露禅の物語とのこと。しかし前編を見た時点では、実在の人物とは全く思えない。史実よりは視覚効果を狙ったような作りである。

ルーチャンの活躍が中心となる物語だが、周囲の人々も見逃せない。
イギリス帰りのズージンは、悪役の位置づけだが庇いたくなる存在だった。彼は結果的に故郷を裏切ることになるが、それは、陳姓ではないという理由だけで差別を受けてきた屈辱と、人一倍の野心によるものだった。彼の複雑な背景には、あの「トロイ」以上の脅威をおぼえるのである。

梁家輝演じる陳家拳の宗師は好きなキャラクター。娘いわく神出鬼没で、飄々とした風貌ながら、村を守る気概は人一倍。魅力あふれるおやじさん(笑)である。密かにルーチャンを後押しする姿がほほえましい。

ラスト前のエンドロールにはまたまたびっくり。画面を戻そうとしたところで、まだ終わりではありませんよ、とのお知らせが。遊び心満載の本作品、続編も楽しませてね、と思わずつぶやいてしまった。


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