花様 たゆたう想い : 夢の国・亞洲文化宮

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花様 たゆたう想い

20131104

huayang2

2012年/台湾/2時間2分(劇場で鑑賞)
監 督  周美玲(ゼロ・チョウ)
原 題  花漾
英 題  RIPPLES OF DESIRE
出 演
陳意涵(チェン・イーハン) 陳妍希(ミシェル・チェン)
言承旭(ジェリー・イェン) 鄭元暢(ジョゼフ・チャン)
任達華(サイモン・ヤム) 呉君如(サンドラ・ン)
李小冉(リー・シャオラン) 茅子俊(マオ・ズージュン)

<あらすじ>
明末清初の混乱期。東南海域の流嶼島には、貿易商人、外国人、流民など様々な背景を持つ人々が集まり、大陸とは異なる文化を形成していた。月娘(呉君如)が経営する「花様楼」も大繁盛。幼い頃から芸を磨いてきた双子の姉妹、小雪(陳妍希)と小霜(陳意涵)は、店の看板的存在である。その裏で、小雪は楽師の文秀(鄭元暢)に、小霜は海賊の刀疤(言承旭)に想いを寄せていた。そんな中、小雪は女将から、豪商の李二少(茅子俊)との縁談を示唆される。彼は妻芙蓉(李小冉)がいるにもかかわらず、小雪に惚れ込んでいるのだった。

<感想など>
映像は綺麗で見とれる場面も多いが、話がわかりにくい。時系列が前後する上、姉妹の病気に関する背景があまりにも説明的で、ぼんやりしているうちに置いていかれてしまった。そして中盤の一時期は、海賊の頭目海爺(任達華)と豪商の夫人芙蓉(李小冉)に主役をバトンタッチしたような展開である。

自分の乏しい予備知識から、若者四人の切ない恋愛模様が主軸になるものと思っていた。しかし呉君如、任達華が登場した途端、そのベテラン勢に引き寄せられてしまった。純愛に心乱れる四人に対し、この二人の関係はドロドロ感たっぷり。海賊の頭目と妓楼の女将は長年の腐れ縁だが互いに人間不信。金銭が複雑にからむ世界で、身体を張って生きてきた中年男女の方に存在感があるのは自然だろう。

やがて豪商の妻が夫を追って単身島にやってくる。
夫を一途に愛する彼女は、彼の借金を返済して共に故郷に帰ろうと必死だ。けれども海賊や女将の計略から彼女は人質となる。夫が妓女と祝宴を挙げたと知るや、彼女は海に身を投げる。そんな彼女を海賊はとっさに助ける。

夫を想う妻の純粋な気持ちに撃たれた男と、絶望感から一転、真に愛される喜びを知った女。あまりにも電撃的な結びつきだが説得力はある。しかし、その幸せが長続きしないのは十分予想できる。

人間不信の間は無敵だった彼が、真実を貫こうとした途端命を落とす。
ここに作品の主題があるのではないだろうか。

過酷な運命の中で真実が捻じ曲げられ、いつしか相手の裏をかくことが自然になってしまっている世界。そんな虚飾に満ちた生き方を捨て、真実に沿って生きようとする海爺。二人の一瞬の出来事は、人間本来の姿として印象に残る展開だった。海爺の対極として描かれる李二少の姿もまた、人の愚かな一面を映し出していて興味深い。

ここまで書いて、主役四人についてほとんど感想を述べていないのに気づいた。でもそれも仕方ないと思う。

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