侠客行 最終話まで : 夢の国・亞洲文化宮

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侠客行 最終話まで

20131002

xiakexing.jpg

2001年/中国/ 全40回(TV視聴)
監 督  王新民
原 作  金 庸
出 演  呉 健(ウー・ジエン) 周 莉(ジョウ・リー)
     章艶敏(ジャン・イエンミン) 鄧家佳(ドン・ジアジア)
     楊 欣(ヤン・シン) 蘇延石(スー・イエンシー)
     姫麒麟(ジー・チーリン) 韓月喬(ハン・ユエチャオ)
     佟又勛(トン・ヨウシュン) 張光正(ジャン・グアンジョン)
     李暁波(リー・シャオボー) 巴 図(バー・トゥー)
     郭 軍(グオ・ジュン) 范艶華(ファン・イエンホア)
     馬軍勤(マー・ジュンチン) 張 山(ジャン・シャン)
     佟小虎(トン・シャオフー) 孔慶三(コン・チンサン)
     華子(ホァズ) 賈兆冀(ジア・ザオジー)

<内容・感想など>(ネタバレです。)
しばらく前になるが、毎週末が楽しみだった。金曜夜に録画した2話分を、翌土曜日の早朝一気に観るのがお決まりのコース。最終回前はちょっとドキドキした。ところが…。39話まではよかったのだ。

この語の面白さは、純朴な少年が経験を積む過程でどんどん力をつけ、江湖の強者どもの尊敬を集めるところにある。今まで観た金庸作品の登場人物でも、主人公石破天(呉健)は、謙虚さ、器用さ、それに強さでトップクラスではないだろうか。文字を知らないとはいえ、そうだったからこそ侠客島で奥義を会得できたわけで、欠点、短所には映らない。

彼の出自は、途中でだいたい想像がつく。
石清(姫麒麟)、閔柔(韓月喬)夫妻は乳児だった長男を殺され、復讐心に駆られていた。犯人は石清を恋い慕っていた梅芳姑(馬軍勤)ということになっているが、本当にそうなの?と視聴者に疑問を抱かせる展開が続く。最後には詳細を明かされると期待していたのに、結局曖昧なまま。夫妻も、婚約者の阿秀(章艶敏)も、これを口に出すことができない。可哀そうなのは石破天クンだ。「俺は誰なんだ~」と半狂乱で叫びながら、ジェット機のように飛んで行ってしまう。(そういう映像なのだ…)

なぜはっきりさせなかったのだろう。原作が曖昧に終わるので、仕方ないと言えばそれまでだが、これを変えるわけにはいかなかったのだろうか。金庸先生がダメっていえばダメなのだろうな。前のバージョンはどうなっているのだろう。

ここで、皆がためらっていたことを言ってしまおう。
梅芳姑は夫妻の息子をさらって「野良犬」とあだ名をつけ、家事一切を教え込んで働かせ、10歳くらいで捨ててしまう。その後彼は偶然も重なってめきめきと武功の腕を上げ、天下の英雄となる。こうして彼は、大好きな阿秀と一緒に仲良く添い遂げましたとさ…という展開になればいいのだけれど…。なんだか糸の切れた凧のように行方知らずになってしまいそうな気がする…。

梅芳姑は、恋敵だった閔柔よりも、腕ききで、綺麗で、詩文にも優れていたという。彼女は石清に対し、そんな(才知のある)自分ではなく、なぜ閔柔を選んだのか、などと、今になってネチネチ問うのである。一方、石破天は、「母」の家を探し出して大喜び、おいしい料理をたくさんこしらえて、「母」との対面を心待ちにしている。ところがその間に「母」は夫妻に切りつけられ、負傷。そこに駆けつけた石破天とまさかの対面…。その直後、「母」は自らの命を絶つ。

この結末で安心する人物など誰一人いないのである。
結局夫妻が育てた石中玉はろくでもない男になり、10歳まで梅芳姑が育てた(虐待した?)石破天は天下の英雄になる。なんという皮肉だろう。石破天が今後穏やかな気持ちで暮らせるとは、到底思えない。

主人公は残念な結果に終わったが、脇役の爺様方は、なかなか個性的で、観ていて飽きなかった。善悪二神の張三李四(佟小虎、孔慶三)、兄弟の不三不四(蘇延石、李暁波)、貝海石(佟又勛)の手下、鬼鬼祟祟(華子、賈兆冀)などなど、手ごわくも時に可愛い(?)爺様たちには、細かく観察する余地がありそうだ。四字熟語のお勉強にもなるしね!!ちなみに、私は丁不四(李暁波)が大好き!!初恋の相手、史婆婆(范艶華)がずっと忘れられず、時には駄々をこねる子供っぽいところには、もうしょうがないなあ、と言うしかない。額にたれる三つ編みもお愛嬌。

突っ込みどころをとことん突っ込むのも面白いかも。私が笑い転げてしまったのは、雪山派の面々がスキーで移動するシーン。古装でのスキーって、ミスマッチもいいところ…と思うのは、初めての光景だからだろう。

こうやって面白い場面を挙げていっても、石破天クンの気持ちを思うと気の毒で、心から楽しめない。彼の名前「破天」はいい意味にも、悪い意味にもとれるのだな、と作者の命名の意図を今になって考えている。

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