楽園の瑕 終極版 : 夢の国・亞洲文化宮

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楽園の瑕 終極版

20130807

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2008年/香港/1時間34分(劇場で鑑賞)
監 督  王家衛(ウォン・カーウァイ)
原 題  東邪西毒:終極版
英 題  Ashes of Time Redux
出 演  張國榮(レスリー・チャン)梁家輝(レオン・カーファイ)
     梁朝偉(トニー・レオン) 張曼玉(マギー・チャン)
     林青霞(ブリジット・リン) 楊采妮(チャーリー・ヤン)
     劉嘉玲(カリーナ・ラウ) 張學友(ジャッキー・チュン)

<内容・感想など>(ネタバレです)
一昔前1994年版のビデオ鑑賞時、前半から爆睡して気づいたらTVがジージー鳴っていた。巻き戻しての再鑑賞はなかったと思う。記憶にあるのはブリジット・リンの高らかな笑い声。あの頃彼女は憧れのお姉さま、だった。(今もだけど:笑)

今回の終極版を「王家衛(ウォン・カーウァイ)Special」で鑑賞した。行きの電車で十分睡眠をとったので態勢は万全。おかげで全編、目を見開いてついていくことができた!!忘れないうちにややこしい多角関係と人物背景を書いておこう。

歐陽峰(張國榮)
 殺し屋の元締め。かつての恋人(張曼玉)が兄嫁になっていた。
黄薬師(梁家輝)
 歐陽峰の旧友。息子を持つ一人の女性を愛する。
慕蓉燕(林青霞)
 黄薬師の友
慕蓉媛(林青霞)
 黄薬師を愛する。
盲目の剣士(梁朝偉)
 妻を残して流浪。馬賊の討伐を請け負う。
洪 七(張學友)
 馬賊を討ち妻と共に去る。
孤 女(楊采妮)
 卵とロバをかかえ弟の敵討ちを依頼。
桃 花(劉嘉玲)
 盲目の剣士の妻。黄薬師との仲を疑われる。

話の筋が語りからしかわからないので字幕から目を離せない。しかしその語りも推量調なので、結局事実かどうかは確信が持てない。例えば桃花の黄薬師への気持ちもあやふやだし、東邪西毒(歐陽峰と黄薬師)の関係もよくわからないままだ。でもそういう不明瞭さにも、どうでもいいという気持ちになる。むしろ筋を追うよりも画面を堪能したい作品だと思う。

一番印象的だったのはやはり慕蓉兄と妹。一人二役を演じて愛する人を亡きものにしたいほどの気持ちって何よ?と突っ込むと同時に、神秘的な林青霞に惚れ惚れした。林青霞といえば私にとっては「どんふぁんぶっばい(東方不敗)」。本作品を鑑賞しながら今度は「スウォーズマン」シリーズを!などと思いを巡らせていた。

歐陽峰については、TVドラマの2002年版射鵰英雄伝に登場するキャラ(俳優は尤勇)が大好きで、ドラマ鑑賞時、悪人、卑怯者の中に一分の情があるところに惹かれたものだ。張國榮が演じる歐陽峰はもちろんそれとは違うが、原作にはない若かりし頃の歐陽峰、という設定がとても興味深かった。自業自得とはいえ恋人が兄嫁になってしまい、孤独な中で元締めをやっている。刹那的な表情やしぐさが荒涼とした砂漠に合っていた。年齢を重ねた後の歐陽峰がうっすらと想像できる一方で、切なさも湧く。

惹きつけられた場面の一つは、桃花が馬のつややかな脇腹をなでる姿。彼女の手つきや馬の毛並みが艶めかしくて、「馬=夫あるいは黄薬師」という錯覚にとらわれた。結婚相手や恋人が流浪するとなったら、別れたも同然なのね…。執念を燃やして追ってきた妻もいたけれど。

結局は愛憎交錯する恋愛物語だったなあと、終わってから思った。恋の唐突感に多少戸惑ったが、人の気持ちって案外そういうものなのかも…と妙に納得。またまた不思議な後味だったが、結構爽やかだった。

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