恋するショコラ : 夢の国・亞洲文化宮

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恋するショコラ

20130609

Lessons in Chocolate

2007年/イタリア/1時間38分(TV視聴)
監 督  クラウディオ・カペリーニ
原 題  Lessons in Chocolate/aka Lezioni di Ciccolato
出 演  ルカ・アルジェンテロ  ハッサニ・シャビ
     ヴィオランテ・プランド  ネリ・マルコーレ

<あらすじ>
建設業を営むマティア(ルカ・アルジェンテロ)は経費節減のため足場さえ組まず工事を進めていた。そんなとき非正規労働者のカマル(ハッサニ・シャビ)が屋根から落ちてしまう。彼は故郷エジプトでの菓子店経営を目指し、パティシエの学校でショコラを習う予定だった。ところが怪我で両手が使えない。彼は「雇用側の落ち度を警察に訴える」とマティアを脅す。困り果てたマティアはカマルの身代わりとして通学し、授業内容を彼に伝えるという日々を送る。仕事と学校で疲れ果てるマティア。そんな中クラスメートのセシリア(ヴィオランテ・プランド)から好意を持たれ、彼の心も彼女に傾いていくのだが…

<感想など>
タイトルから想像できるのは、あま~いあま~いラブストーリー。確かにショコラをつくるシーンからは甘さがにじみ出ているが、恋愛の方は決して甘いとは言えない。大いなる誤解を招くタイトルである。

主人公はお菓子については門外漢だし興味も全くない。ところが悪徳経営が露呈するのを恐れるあまり、元雇用者の言いなりになってその世界に入っていく。コンテストで優勝して開店資金をひねり出すこともまた目的の一つだ。エジプト人に似せようと日焼けサロンに通い、クラスメートからエジプト文化を尋ねられるとすぐカマルに電話で訊くほどの「真面目さ」である。

やがて深く学んでいくうちに、彼は本気で素晴らしいショコラを目指すようになる。些細なミスも許されないお菓子作りと、自分の方業である建築とを重ねて考えるマティア。大好きなセシリアに素性を明かせない中、二人の恋の行方はどうなるのだろう…。けれどもこの恋愛、ストーリーの中では二の次、な感じだ。

マティアがお菓子作りに対し本気モードになる経緯の中には、恋愛も多少からんでいるが、それよりも、カマルとのつながりの方が、比重が大きいと思う。息の合った漫才コンビのように、二人の台詞は宙を舞い、互いに補完しあうデコボココンビとなっていく。

いい意味で予想が裏切られた。その一つは、お菓子作りが出てくる作品としては、珍しくそのお菓子、ショコラがおいしそうに見えなかったこと。もう一つは、恋愛の方がハッピーエンドではなかったことだ。だからこそ、男二人の存在感が大きく残る結果となったのだと思う。

軽くてご都合主義的な面はあるが、社会文化の諸問題や「創る」意義を考えさせられる物語だった。アジア作品とはまた別種のテンションに魅せられ、ついつい最後まで走ってしまった。

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