ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 : 夢の国・亞洲文化宮

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

20130131

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2012年/アメリカ/2時間7分(劇場で鑑賞)
監 督  李 安(アン・リー)
英 題  Life of Pi
原 作  ヤン・マーテル『パイの物語』
出 演  スラージ・シャルマ  イルファン・カーン
     アディル・フセイン  タッブー
     レイフ・スポール  ジェラール・ドパルデュー

<あらすじ>
パイ・パテル(スラージ・シャルマ)は動物園経営の父(アディル・フセイン)、母(タッブー)、兄(ヴィビシュ・シヴァクマール)との4人家族。パイが16歳の時、父は動物たち共々カナダのモントリオールに移住することを決意する。ところが乗船した日本の貨物船が途中で大嵐に遭い沈没。助かったのは、自分以外に、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、さらにベンガルトラだった。やがて救命ボート上にはパイとトラ(リチャード・パーカー)だけが残り、壮絶なサバイバルの日々が始まった。

<感想など>(ラストに関するネタばれを含みます)
物語は、カナダ人の作家(レイフ・スポール)の、パイ・パテル(スラージ・シャルマ)への取材から始まるが、そのときは最後の衝撃など想像もしなかった。次にパイの幼年、少年期の回想へと移るが、前宣伝でさんざん観たあのトラと、何の関係があるのか?と、長すぎる前置きにちょっぴりいらついた。でもその生い立ち編こそ肝心!と気づいた時にはすでにラスト。

見どころはもちろん、洋上をトラと共に過ごした日々である。彼は一瞬たりとも生をあきらめず、困難の克服に全力を傾ける。そんな彼を作り上げたのが、両親の薫陶や、自身の持つ好奇心だと思う。特に、からかわれたり、いじめられたりした時の対処には、生き抜く上での知恵を強く感じた。はやしたてる子供たちを荒波に例えれば、これを見事に鎮め、さらに自分を波頭に昇らせたとも言える。こうした情景を描く長い序盤こそ、丁寧に観るべきだったのだ。

興味深かったのは、さまざまな宗教にふれるパイの姿だった。これを非難する人がいる一方で、母は彼の自由を尊重する。漂流する中で危機に陥った時、孤独になった時に、彼は複数の絶対的な存在に守られていたように映った。

そして何より、洋上の彼にとっては、生きることが、義務、責務といった、「課せられたもの」に見えた。実はトラとの漂流場面では、あきらめない強靭な心が、超人的に思えてならなかった。しかしもう一つの話を聞かされると、そうならざるを得なかった背景がわかるような気がしてきた。

猛獣の恐ろしさを植え付けた父。彼に慈愛を注ぎ続けた母。そんな両親の影響は計り知れない。生かしてくれた人々が心の奥底にあるからこそ、彼は生き延びることができたのだと思う。

ところで今朝、TVをつけていたら、いきなりアン・リー監督の対談が映し出されてびっくり!めざましテレビだった。その中では、巨大な人工プールでの撮影風景や、CGトラの制作秘話なども語られ、極寒の我が家が熱気でムンムンしてきた!!実は、劇場と眼の調子の関係で、私が観たのは3Dではない方だった。前段階の展開と3Dを目的に、また観ようか…と心が動いた朝だった。

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