チャイニーズ・フェアリー・ストーリー : 夢の国・亞洲文化宮

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チャイニーズ・フェアリー・ストーリー

20121207

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2011年/香港・中国/2時間5分(レンタルDVD)
監 督  陳嘉上(ゴードン・チャン)
原 題  畫壁
出 演  鄧 超(ダン・チャオ) 孫 儷(スン・リー)
     閆 妮(イェン・ニー) 曾志偉(エリック・ツァン)
     安志杰(アンディ・オン) 鄭 爽(ジェン・シュアン)
     鄒兆龍(コリン・チョウ) 包貝尓(バオ・ベイアル)

<あらすじ>
書生の朱孝廉(鄧超)は、付き人後夏(包貝尓)と共に科挙の受験に向かう途中、山賊(鄒兆龍)に遭遇。3人は、不動和尚(曾志偉)が住職を務める古寺に転がり込む。朱孝廉は中に掛けてあった絵に疑問を持ち、奥の洞窟へと進む。すると、可愛らしい女性が倒れているのを発見。牡丹(鄭爽)というその仙女の案内で、彼は天上界に足を踏み入れる。そこは、姑姑(閆妮)と呼ばれる権力者が支配する、男子禁制の世界だった。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます。)
古典『聊斎志異』中の「畫壁」を題材とした物語というが、古典らしい渋みはまったくなし。きらびやかな御殿、怪獣、親切な亀の親子、無数の艶めかしい美女、などなど、次から次へと珍しい光景が繰り広げられる。モノクロの山水画からは想像もできない、色とりどりの世界である。

そんな奇想天外な世界に、一人の純朴な男が迷い込む。恋とは全く無縁だった彼が、想い、想われ、真実の愛に目覚めていくという話だが、その想いがいまひとつ伝わってこない。最初は、彼を匿った罪で幽閉された牡丹を熱烈に愛しているようだったが、やがて、牡丹の身代わりになった芍薬(孫儷)の方が本命になる。その間、付き人や山賊まで天上界に転がり込んで、恋愛関係はどんどん複雑に。早く終わらないかなあ、と時計を見てしまった。

主人公目線なら彼の成長物語。ではその目線を権力者姑姑に移すとどうだろう。彼女はどうやら、昔恋愛で痛い目にあったため、苦しみのない世界を築こうとしたらしい。男子禁制とはいえ彼女に傅く男は存在する。でも仙女たちの恋愛はご法度だ。しかし権力を誇示するほど、孤独感は増すばかり。キンキン声とお化けメイクは浮世離れしているけれど、世の権力者との共通点は案外多いのではないだろうか。天上界を芍薬に託した場面は、まさに<政権交代>である。

和尚の<魔法>でみんな仲良くなりました、という結末。夢落ち(あるいは幻想?)とはずいぶん都合のいい展開だ。その<不思議>の世界を超えて、和尚と一緒になったはずの姑姑が「粋のいい姐さん」みたいな役柄で登場したら、もっと面白くなるだろうに。

なお、鑑賞目的の一人、安志杰の役柄(猫頭鷹)が気の毒でならない。彼が一途に愛するのは芍薬だが、彼女は書生一筋。思いがかなう可能性は限りなくゼロに近い。彼の寿命がどれだけあるのかは不詳だが、永遠とも思われる長い年月を、片想いで過ごさなければならないなんて、あまりにも可哀そうだ。こうやって書いていくうちに、作品からどんどん離れていく気がしてきた。

最後に。書生は無事科挙に合格できるだろうか。お勉強できるキャラには見えないが、一夜の経験が思わぬ能力を発揮させるかもね。

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