白毛女 : 夢の国・亞洲文化宮

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白毛女

20121120

Baimaonu.gif

1950年/中国/1時間51分(『中国映画の全貌2012』で鑑賞)
監 督  王 濱(ワン・ビン) 水 華(シュイ・ホァ)
英 題  The White Haired Girl
出 演  田 華(ティエン・ホァ)張守維(チャン・ショウウェイ)
     李百萬(リー・バイワン)陳 強(チェン・チアン)

<あらすじ>
舞台は1930年代の貧村。喜児(田華)は父揚白労(張守維)と二人暮らしで、恋人王大春(李百萬)との結婚を控えていた。ところが喜児を見初めた地主の黄世仁(陳強)が、彼女を借金のかたにする証書を揚白労に無理強いし、揚は絶望のあまり自殺。喜児は黄世仁に連れ去られ彼の子を身ごもる。やがて黄の屋敷を脱出した喜児は生まれた赤子を捨て、洞窟で暮らすようになる。髪は真っ白になり、時々出没するその姿は、周囲から「白毛仙女」と恐れられていた。そんなある日、八路軍に参加していた王大春が偶然彼女を発見。悪徳地主は成敗され、喜児と大春はようやく一緒になれたのだった。

<感想など>
主題歌『北風吹』がめちゃめちゃ懐かしい。NHK中国語講座のテーマソングで、毎日のように聞いていたからだ。そして、中国映画鑑賞のきっかけが、かの国を知ることだったのを思い出した。こうした国策映画はそんな動機に即座に応えてくれる。中国語を勉強し始めた時に観たかったなと、今さらながら思った。

主演の田華は先日の『老人ホームを飛びだして』にも出演、そこではほんものの白髪だった。(笑)デビュー間もない頃と現在の両方を続けて観ることができて、得した気分。さて、本作の喜児は薄幸な役柄とはいえ、どんなに辛い状況下でも自分を奪った悪徳地主に強く反発する。普通の子だったら、あきらめてしまうところだろうが、彼女は先輩格の女性を味方につけ、彼女の尽力で見事脱出。少女だが貫禄が漂い、先日の映画でちらりと見た、堂々とした彼女と重なるところがあった。

国民党支配下の旧社会をとことん悪辣に描き、これを打破する革命勢力を力強く見せる。最後にはやや違和感があったが、共産党の勝利をうたうためには、やはりハッピーエンドでなければならないのだろう。年月がたっているにもかかわらず二人が昔のまま、というところには突っ込んではいけない。(笑)共産党賛美の軸が強靭で全くぶれないところに、政治色を強く感じた。

ところで、本作鑑賞前は、『白毛女』から連想するのがレスリー・チャン、ブリジット・リン主演の『キラー・ウルフ』で、物語自体も悲恋以外の何も思い浮かばなかった。だから本作でもどちらかが死んでしまうものと思い込んでいたのだった。最後の「違和感」はそんな思い込みから生じたのかも知れない。今の時代に『白毛女』を描くとしたら、エンタメ的視点は必須で、濃厚なシーンやら悲劇的結末やら、様々な脚色が想像される。そんな今現在、国策映画を見る、というのがとても貴重な体験に思えるのである。

機会があればバレエもみてみたい。

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