私の少女時代 : 夢の国・亞洲文化宮

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私の少女時代

20121008



2011年/中国/1時間42分(中国映画の全貌2012で鑑賞)
監 督  馮振志(フェン・ゼンジ)
原 題  我的少女時代
原 作  張海迪(チャン・ハイディ)『車椅子の上の夢』
脚 本  張海迪(チャン・ハイディ)
出 演  李依暁(リー・イーシャオ) 王 毅(ワン・イー)
     史 磊(シー・レイ) 鄭 偉(ジェン・ウェイ)

<あらすじ>
文化大革命の時代。10代半ばの少女ファン・タン(李依暁)は幼時の病気が原因で歩くことができず、窓辺で読書する毎日をおくっていた。そんなある日、階下でアコーディオンを弾く青年リー・ジェン(王毅)と知り合い、互いにかけがえのない存在になっていく。やがて二人は別々の場所に下放された後も文通を続け、ファン・タンは彼の言葉に励まされ鍼灸の勉強、教師の仕事に邁進する。彼女が両親と暮らす村には医者がいない。村人たちは医学を独学する彼女を頼るようになっていく。文革が終結し、ファン・タンが村を離れる日がやってきた。

<感想など>
中国障害者連合会の女性会長チャン・ハイディ氏が、自らの著作を脚色したとのこと。
下半身不随で農村に下放…ときけば、目を覆いたくなるような苦境を想像するのだが、映画はそんな予想を見事に裏切ってくれる。

主人公はきれいな服を着て、きちんと整頓された机の前に座って根気強く勉強を続ける。両親は優しく、農村の子供たちは屈託がなく、大人たちもみな素朴な人ばかり。注目すべきは子供たちの働きぶりだ。大好きな先生を守るためにはたとえ火の中水の中。先生の強い愛情を感じているからこその、思慕の表れである。こうして周囲に支えられて、彼女は自分の力を十二分に発揮し、人々の信頼を集めていく。どこまでも前向きな姿勢が響いてくる。

突っ込みどころは満載。でもここでは何も言うまい、と決めた。
原作者は、自身の体験をリアルに再現することは望んでいないと思う。美しいものだけを選び、ある事柄は美化し、こうして出来上がった光り輝く結晶だけを残したい、という気持ちを、随所に感じるのである。それは彼女の生き方につながるのではないだろうか。究極のプラス思考が、現在の彼女を作り上げたと思えば、この美しすぎる映像をそのまま、素直に受け入れようという気持ちになる。

周囲の人々が好意的に描かれているのは感謝の表れといえるだろう。しかしただ一人だけ、負の感情を注ぎ込んだ人物がいたようだ。それは大好きなリー・ジェンにつきまとう少女である。相手の気持ちに鈍感で、勝手に嫉妬し、逆上し、意地悪をするキャラクター。こういうステレオタイプの人物はドラマではよく登場する。(最近見たのはTVドラマ『山楂樹之恋』で主役李光潔につきまとう親友の妹。よく似てる!)彼女のいるところだけまるで学芸会の舞台のようで、誇張した表現に思わず笑ってしまった。

お涙頂戴ドラマとわかっていながら、やはり泣かせどころではウルウルきてしまった。たまにはこういうのもいいかもしれない。

<追記>
自分にとっての中国映画月間がスタート。「中国映画の全貌2012」の5回券、「東京・中国映画週間」の2作品(『失恋の33日』『独身の行方』)、「東京国際映画祭」の2作品(『ホメられないかも』『老人ホームを飛びだして』)のチケットを購入した。眼を休めるために、予告編でも興味のない部分では目を閉じているほど。ともかくこの眼精疲労を何とかして臨みたいものだ。鑑賞優先、感想は二の次になりそうな予感。

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