亦恕與珂雪(イーシュウとクーシュエ) : 夢の国・亞洲文化宮

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亦恕與珂雪(イーシュウとクーシュエ)

20061105

台湾小説/2004年
著  者 蔡智恆(1969年生まれ。執筆当時、台湾成功大学博士課程在籍。研究助手。)
出 版 社 紅色文化
言  語 中国語 繁体字
登場人物
僕…主人公。会社勤めの傍ら小説「亦恕與珂雪」を執筆。理科系の男性。小説の“亦恕(イーシュウ)”。
画家を目指す女性…英語学校で事務の仕事をしている。小説の“珂雪(クーシュエ)”。
曹禮嫣…“僕”の会社の受付嬢。世間知らずのお嬢様でピアニスト。小説の“茵月(インユエ)”
李玉珊…“僕”の会社の同僚(女)。
小梁…“僕”の会社の同僚(男)。
マスター…“僕”と“画家を目指す女性”がよく行くカフェのマスター。
大東…“僕”の大家。テレビドラマの脚本家。
小西…大東の恋人。後に結婚。
鷹男…大東の同業者。
蛇女…同上。鷹男は元カレ。ヘビースモーカー。
周…会社の上司。
石像彫刻家
<感想など>
半年前、台北の書店でこれをむさぼり読む若者を見て、即購入。
読み始めると蔡智恆ワールドに引き込まれ、しばし時間を忘れます。
主人公は作者自身と考えていいでしょう。
この小説の中で「亦恕與珂雪」の構想を練る、という粋な展開。
主人公の男性の名前“亦恕”は、芸術(イーシュウ)の発音を当てた漢字。
一方、女性の名前“珂雪”は、科学(クーシュエ)の発音を当てた漢字。
実際は男性が科学者、女性は芸術家です。
でも物語では“亦恕(イーシュウ)”は科学者で“珂雪(クーシュエ)”は芸術家。
名前が逆?いえ、これは互いにかけがえのない存在であることを意味するのです。
小説は12の章に分かれ、それが“珂雪”の描く絵のタイトルにもなっています。
“珂雪”はカフェで“亦恕”と語り合いながら一枚ずつ絵を完成させていきます。
それは互いの気持ちであり、性格であり、希望であり…
“亦恕”は“珂雪”がいると小説が書ける。
“珂雪”は“亦恕”がいるとよい絵が描ける。
これを知りながら、それが“愛”と気づくまでに、二人はかなり回り道をするのです。
“亦恕”は最初曹禮嫣に一目ぼれします。彼女は小説では“茵月”(音楽/インユエ)の名で登場。二人の距離が縮まったとき、“亦恕”は“珂雪”の存在の重さにも気づき、矛盾した感情に悩みます。
その間に、大東と小西の恋愛は進展し、結婚にこぎつけます。
鷹男と蛇女(どちらも“亦恕”がつけたあだ名)は喧嘩ばかりするけれど切っても切れない関係。
小説が進展するにつれ、“現実”と彼の書く小説の世界が重なり合います。
最後の一章(一枚の画)が未完成のとき、突然“珂雪”は失踪。
それが完成するとき、二人は…
大東は「亦恕與珂雪」をドラマ化したい、と言います。
本当にそうなったら是非見てみたい!
勝手にキャスティングを始めている私です。

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