バタフライ・ラヴァーズ : 夢の国・亞洲文化宮

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バタフライ・ラヴァーズ

20120701



2008年/香港/1時間42分(レンタルDVD)
監 督  馬楚成(ジングル・マ)
原 題  武侠梁祝/剣蝶
英 題  Butterfly Lovers
出 演  呉 尊(ウー・ズン) 蔡卓妌(シャーリーン・チョイ)
     胡 歌(フー・ゴー) 庾澄慶(ハーレム・ユー)
     狄 龍(ティ・ロン) 熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
     邵 兵(シャオ・ビン)譚俊彥(ショーン・タム)

<あらすじ>
祝家の一人娘言之(蔡卓妌)は、武術修行のため男装して逍遙山を訪れる。そこで彼女を親身に世話してくれたのが師兄の梁仲山(呉尊)。彼女は彼に恋心を抱く。仲山も言之が女性と知ると、ますます愛情を募らせる。正式入門を許されて間もなく言之は帰郷。実家では幼馴染である馬承恩(胡歌)との婚礼準備が着々と進んでいた。仲山を想う言之は激しく抵抗、駆け落ちを試みるも失敗に終わる。承恩により両親(狄龍、李勤勤)は監禁され、彼女も屋敷に閉じ込められる。そんなとき逍遙山の草頭(庾澄慶)が仮死状態になる薬を言之に渡し、葬儀のとき解毒作用のある薬草を持って助けに行くと言う。ところが彼は間もなく殺され、婚礼の日、何も知らないまま彼女はその薬を飲む。言之死去の知らせに仲山は悲嘆にくれ、すぐさま馬の屋敷へと向かう。

<感想など>(ラストに関するネタバレを含みます)
京劇でも演じられる『梁山泊と祝英台』を下敷きにした作品。同じ題材『永遠の恋人たち』(呉奇隆、揚釆妮主演)は記憶の彼方だが、悲劇だったことだけは覚えている。前半はコミカルに、後半はシリアスに進み、結局「あの世で一緒に」という筋書きは変わらない。肝心なラストは、前作同様インパクトがなく、しばらくたったら忘れてしまいそうだ。

とはいえ、主演の呉尊はよかった。特に魅力的なのが血管の浮き出た前腕部。ほっそりした顔からは想像できない太さ、逞しさ。コツンとぶつかってくる言之のおでこをやさしくはねかえしている。(好きなシーンだ:笑)体のキレもいい。矢が刺さっても剣で突かれても走り続け、敵に向かっていく仲山のファイトは、武侠もののお約束として楽しめた。

赤い提灯で彩られた馬承恩邸での闘いは、その色彩が幻想的な雰囲気を醸し出している。言之が横たわる真っ白な空間とは対照的だ。布団が血塗られる光景に、もはや生への望み薄し、という悲劇的結末が頭に浮かぶ。

仲山の宿敵、承恩が意外に脆くて残念だった。仲山が正義の人なら、承恩は狂気の人。もっともっと悪の道をひた走り、仲山と対極にいる存在でいてほしかった。最後の最後で諦めたのか、「医者を呼ぼうか」なんて間の抜けた台詞を吐いている。何が何でも言之の遺体(?)を奪い去ろうとする気迫があってもいいのではないか。

最後はファンタジーの世界だった。
穴の中に並ぶ二人に、弟子たちは土をかけ続ける。息を吹き返した言之に、なぜ彼らは気付かなかったのか~…なんてつぶやいてもしょうがないか。「あの世」は蝶の舞う桃源郷で、二人は幸せそうな表情を浮かべている。でもその前に、仲山に添うことを決意した言之の安らかな表情が、どうしても美しくは見えないのである。
「あの世で一緒に」というのは、舞台だからこそ映える展開のように思う。

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