2013-07 : 夢の国・亞洲文化宮

スポンサーサイト

------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

燃えよドラゴン

20130728

moeyo2.jpg


1973年/香港・アメリカ/1時間40分(TV視聴)
監 督  ロバート・クローズ
原 題  ENTER THE DRAGON/龍争虎闘
出 演  李小龍(ブルース・リー) ジョン・サクソン
     ジム・ケリー  石 堅(シー・キエン)
     楊 斯(ヤン・スエ) 鐘玲玲(ベティ・チュン)

<あらすじ>
少林寺で修行していたリー(李小龍)は、ミルター・ハン(石堅)が所有する島の内偵を依頼され、武術トーナメントへの参戦を理由に島に乗り込む。実は彼には、ハンの部下に襲われ自死した妹の復讐という目的があり、試合で敵討ちを果たす。やがてハンが麻薬製造など地下活動のための人材を探している事実をつきとめる。アメリカから来たローパー(ジョン・サクソン)もハンに目をつけられた一人。ウイリアムズ(ジム・ケリー)の無残な死を見せつけられた彼は恐れおののく。

<感想など>
リーの妹が大勢の男たちに追いかけられるシーンから、ふと思い出したことがある。

中学生のころ、週一回の課内クラブで護身術を習っていた。指導してくれたのは空手が黒帯だという20代の先生。彼女が「夜道ではいつも襲われた時の技を思い描いてるんだけど誰も襲ってくれないの…」とがっかりした言い方をするので、私たちは「センセイみたいにスキのない人はコワくて襲えませんよ~」と笑ったものだ。あの時の先生に、大勢を前にしたらどうする?ブルース・リーをどう思う?と、今になってきいてみたくなった。

当時はブルース・リー作品の全盛期。ショートカットが中途半端に伸びると「ブルースリーカット!」なんてからかわれるほど、知名度は抜群だった。流行りのヌンチャクは、2歳下の弟がいくつか持っていた。興味を持ってもよさそうな環境だったにもかかわらず、ブルース・リー出演作を通して観たことはなかった。なぜだろう…。結局今回がブルース・リー初鑑賞である。

前半で筋骨隆々とした男(楊斯)が警戒を怠ったとされる警備員たちを次々に<へし折る>シーンには、その容赦のなさに背筋が寒くなった。グキッという音が男の残虐性を露わにしていたが、悪者を前にしたときのリーの心も同様だ。危険度がアップするほど冷静沈着になっていくところも超人的。まるでロボットのような正確さで敵の弱点をついていく。爆発寸前の怒りを拳やつま先にこめているように見えた。

ブルース・リーの不敵な面構えを見ているうちに、このヒトは絶対に負けない!と、妙な安心感を持ってしまう。これまで観てきた作品では、いくら強いヒーローでも必ず窮地に立たされる場面があって、ハラハラドキドキしたものだが、今回はそのハラハラドキドキがほとんどなかった。勧善懲悪の善の側であるブルース・リーにも、容赦が全く見られなかったからかもしれない。

当時のスーパーヒーローものでは、変身したり、<なんとか光線>を使ったりと、普通の人間ができないことをやらせて魅せるのが主流だった。でもブルース・リーの場合は100パーセント生身の人間である。しかも厳しい訓練によってその域に達したのである。

前置きが長くなってしまったのは、そんな努力の甲斐を当時の自分にちょっと見せてやりたかったからだ。それで人生変わるとは思えないけれども。(笑)

スポンサーサイト

妖魔伝~レザレクション~

20130722

huapi23.jpg

2012年/中国/2時間11分(劇場で鑑賞)
監 督  烏爾善(ウー・アールシャン)
原 題  画皮Ⅱ
英 題  Painted Skin
出 演  周 迅(ジョウ・シュン)趙 薇(ヴィッキー・チャオ)
     陳 坤(チェン・クン) 楊 幂(ヤン・ミー)
     馮紹峰(フォン・シャオフォン)費 翔 (クリス・フィリップス)

<あらすじ>
氷地獄の封印を解かれたキツネの妖魔小唯(周迅)は、人間の心臓を求めて彷徨う中、鎧に身を包んだ靖公主(趙薇)と出会う。靖公主は、辺境送りとなった元護衛の将軍霍心(陳坤)を追っていた。小唯は彼女の美しい心を感じとり、何とかその心臓を手に入れようと考える。靖公主には天狼国からの縁談があるが、想い人である霍心を忘れることなどできない。彼女は縁談の件を話し、彼の心を確かめようとする。

<感想など>(ラストに関してネタバレしています)
かなり前にDVD鑑賞した『画皮』はとっくに記憶の彼方。でもその時の趙薇と陳坤の役柄が頭に残っていて、その記憶が初めのうち邪魔になった。別ものとして観た方がいいかもしれない。

さて、妖怪ものを続けて観た(先日は『白蛇伝説』)が、今回の方が共感できた。先日の話は魑魅魍魎と人間との単なる悲恋で終わったが、今回は妖怪と人間の心の邂逅が細かく描かれており、かなりゾクゾクした。周迅、趙薇の妖艶かつスパークするような競演も見どころの一つ。その上、かつてはお坊ちゃまに見えた陳坤が、今回はずいぶん渋くなった。公主への想いを断ち切ろうとする苦しい表情に、しばし惹きつけられた。

どうしても人間になりたい妖魔と、愛する人のそばにいるために妖魔になりたい人間。両者の利害が一致するシーンを分岐点とすると、後半はかなり安直になってしまった感があった。人間と妖魔が互いの立場をよく理解し、気持ちをわかりあって、心が浄化されていく。こういう過程は心穏やかに見ることができる。ただ、妖魔の自己犠牲と人間のハッピーエンドという結末は予想通りで物足りない。かといってバッドエンドは辛い。(って、欲求不満の表れね:笑)

ところで妖魔研究家(馮紹峰)はなかなか面白いキャラクターだった。ラストをよ~くながめると、今までの波乱万丈は何だったの?…と、ちょっとアレレな気分だったが、彼がなかなかいい人だったのでこれでよしとする。またまたチェックすべき人物に巡り合ったのは収穫だった。(笑)

白蛇伝説~ホワイト・スネーク~

20130719

baishechuanshuo.jpg

2011年/中国・香港/1時間40分(レンタルDVD)
監 督  程小東(チン・シウトン)
原 題  白蛇傳説
英 題  THE SORCERER AND THE WHITE SNAKE
出 演
李連杰(ジェット・リー) 文 章(ウェン・チャン)
黄聖依(ホアン・シェンイー) 林 峯(レイモンド・ラム)
蔡卓妍(シャーリーン・チョイ) 徐若瑄(ビビアン・スー)

<あらすじ>
舞台は南宋時代の西湖のほとり。人間界に降りてきた蛇姉妹(黄聖依、蔡卓妍)が眼をつけたのは薬師の許仙(林峯)。妹の青蛇のいたずらによって溺れかけた許仙は姉の白蛇に助けられる。白蛇は白素貞と名乗り、相思相愛の二人はやがて結婚、幸せな日々を送っていた。しかし魑魅魍魎を退治している高僧の法海(李連杰)は、白素貞の正体を知り、両者を引き裂いてしまう。

<感想など>
暑い夏は妖怪もの!と単純な思いつきでレンタルしてみたが…。

白蛇伝と言えば杭州は西湖と雷峰塔。風光明媚な景色をほのかに期待したが、情緒的なイメージは皆無だった。すべてが同じ風景に見えてしまうのだ。VFXが多用されているからだろうか。人工的な画面はするりするりと目の前を流れていってしまう。

風景に比べると、それぞれのキャラクターはなかなか面白い。
蛇の姉妹は人魚姫。魑魅魍魎たちは吸血鬼。愛する二人はまるで「夕鶴」の与ひょうとつう。インターナショナルな白蛇伝となっている。極めつけは法海和尚。魑魅魍魎を退治する正義の味方、ではなくて、権力にしがみつく老僧に見えてしまった。なんだか愛し合う二人に嫉妬しているよう。制作側は決して悪人として描いているわけではないだろうが、彼の「阿弥陀仏」がなぜか偽善に聞こえてしまった。それに比べ弟子の能忍(文章)については、災難はあったが結果的に自分の人生を生きることになった点で共感できた。

結局人間と妖怪はどこの世でも結ばれないとわかった。妖怪が完全な人間になるか、能忍のように中途半端ながら妖怪になってしまうかの、どちらかなのね…。

今度、封印された白蛇目当てに雷峰塔を再訪してみようか。
許仙を呼ぶ声が聞こえてきたりして。おお、コワッ…(笑)

侠客行 第20集まで

20130715

xiakexing4.jpg

2001年/中国/ 全40回(TV視聴)
監 督  王新民
原 作  金 庸
出 演  呉 健(ウー・ジエン) 周 莉(ジョウ・リー)
     章艶敏(ジャン・イエンミン) 鄧家佳(ドン・ジアジア)
     楊 欣(ヤン・シン) 蘇延石(スー・イエンシー)
     姫麒麟(ジー・チーリン) 韓月喬(ハン・ユエチャオ)
     佟又勛(トン・ヨウシュン) 張光正(ジャン・グアンジョン)
     李小波(リー・シャオボー) 巴 図(バー・トゥー)
     郭 軍(グオ・ジュン) 范艶華(ファン・イエンホア)

<内容・感想など>
久々の金庸作品。某TV局の武侠ドラマ枠では最近満足できる作品が少なかったが、今回は毎回楽しんでいる。昔々味わった、次週を待ちわびるじれったさを再び!ということで、しっかり予約して臨んでいる。(笑)

何がそんなに待ち遠しいのか…。その一つは謎の解明である。ようやく折り返し地点だが、まだまだわからないことが山積み状態。中でも主人公<野良犬>(呉健)の出自がはっきりしないのがもどかしい。本人も言うように、彼はいったい“何者”なのか?自分の名を知らないとは、いったどういうこと?

また、彼の類まれなる才能にも期待感が膨らむ。幾度も命の危機にさらされるが、思いがけない展開で助けられる。最初は、どんな願いも叶えてくれるという「玄鉄令」を偶然手に入れたため、これを発布した謝煙客(巴図)に殺されそうになる。しかし心優しく器用な彼は重宝がられるのだ。

さらに、素行の悪い男と瓜二つであることが災いして、雪山派から追われる身に。彼は逃走中の石中玉(=長楽幇主の石破天?)に間違えられ、標的になる。けれども途中出会った人たちの武功を即座に習得する才能が身を守る。石破天の恋人丁当(周莉)は「腑抜けになってしまった」彼に武功を伝授するし、石中玉の両親、石清(姫麒麟)、閔柔(韓月喬)夫妻は黒白双剣の型を見せ、閔柔は<息子>に手取り足取り教える。

丁当の祖父丁不三(蘇延石)は、孫娘と結婚式を挙げた石破天<野良犬>を殺そうと企むが、丁当の阻止から実行には至らない。でも彼の中に、料理上手な婿を手放すのを惜しむ気持ちがあるのも確かだ。一方、雪山派頭目の妻、史小翠(范艶華)は、<野良犬>が孫娘阿秀(章艶敏)を襲った石中玉とは別人であること、仁徳があることを見抜き、金烏刀法を授ける。

こうして<野良犬>は様々な達人との出会いを通して、超人的な内功、武功を身につけていく。

彼を取り巻く人々も多彩で、今後の展開には目が離せない。
その一人が<野良犬>と瓜二つの石中玉=石破天(?)。<野良犬>とは対照的なチャラ男である。今のところ二人はすれ違い状態だが、いつご対面となるのだろう。そして、黒白双剣夫妻のさらわれた(殺された?)息子についても明らかになるはず。さらに、彼と丁当、阿秀との三角関係はどう変化していくのだろう。

登場人物一押しは「不三不四」の老兄弟。文字通りろくでもない爺さんたちだが、思い通りにならないと手足をばたつかせて拗ねる不三も、初恋の相手史小翠を追い続ける不四(李小波)も、どこか憎めない存在だ。イケメンと遠いところにも好感度大。(笑)

製作年が10年以上も前ということで、テーマ曲の荘厳さ、画面の背景にちょっと古さも感じたが、内容は自分好み。平和な結末を想像しているがどうなるのだろう。あと20回、10日分を、楽しんで観ていこう!!

ちなみにTVB1989年版では石中玉、石破天をトニー・レオンが演じたとのこと。吹き替えのようだが興味津々。

レジェンド・オブ・トレジャー 大武当 失われた七つの秘宝

20130701

daswudangzhitianxiamima.jpg

2012年/香港/1時間40分(劇場で鑑賞)
監 督  梁柏堅(パトリック・レオン)
原 題  大武当之天地密碼
出 演  趙文卓(チウ・マンチェク)樊少皇(ルイス・ファン)
     杜宇航(デニス・トー)徐 嬌(シュー・チャオ)
     楊 冪(ヤン・ミー)

<あらすじ>
1910年代の中華民国初期。考古学者で武術家の唐雲龍(趙文卓)は娘唐寧(徐嬌)と共に移住先のアメリカから帰郷、中国武術の本山、武当山を訪れる。目的は、寧の大会出場のほか、この地に隠されているとされる秘宝と神剣を手に入れることだ。彼は、先祖代々の家宝を探す天心(楊冪)と協力関係を築く中、いつしか惹かれあっていく。一方、道士たちをおさめる白龍(杜宇航)は、野望を胸に、雲龍と天心を追う。やがて唐寧は、道士の水合一(樊少皇)と決勝で戦うこととなる。

<感想など>
1500円一律料金とは…。チケットを買う時まで気づかなかった私。せっかくファーストディなのに~

カンフーアクション、ラブストーリー、メロドラマ…と、いろいろな味がてんこ盛り状態で、正直食傷気味である。その上肝心の物語は完全に破たん。(と感じるのは気のせいだろうか。)せっかくの豪華な布陣が実にもったいない!!そう思いつつ観続けたのは、前半のワクワク感、けなげな徐嬌ちゃん、それに衣装と舞い(カンフー)の優美さがあったからだ。

それに、舞台は湖北省、世界遺産の武当山である。現在も数百人ともいわれる道士たちが日々鍛錬を重ねている場所だ。険しい峰々が連なる中に、鮮やかな色彩が浮かび上がる。そんな荘厳な風景を目にするうちに、期待も膨らんでいく。

最初のうちは、父と娘が何かやってくれるのでは?と楽しみだった。洋装の二人は周囲と明らかに違うし、何より徐嬌ちゃんのレディの雰囲気に興味をそそられる。武闘大会の時は、本当は親に頼りたいのに、心配をかけたくな一心で「大丈夫」と小さく笑う。なんていい子なの!!こちらは完全に徐嬌ちゃんの味方となり、後は応援あるのみ、だ。(笑)

なお、彼女のお相手となる、樊少皇演じる若者があまりにも純粋すぎて、笑う場面ではないのに吹き出しそうになった。邪悪な白龍とは対照的な描き方だ。お宝の力でパワーアップを目論む白龍に対し、水合一の方は修練に熱心で親孝行。あまりにもできすぎた人間で気味が悪い。解説には「二人(水合一と唐寧)が惹かれあう」とあったが、いやいや、まだまだそういう気持ちの手前だろう。それを語るならパパの方だ。

さてそのパパ雲龍と天心のコンビネーションはなかなか面白かった。ワイヤーアクションなのだろう。まるでバレエで男性が女性をリフトするように、二人で宙を踊るような戦いぶりだ。強者同士では、背中で戸を破って崩れ落ちるシーンが多すぎて飽きてしまったが、二人一緒の動きは華麗で、新鮮な感覚があった。

ところで、これまで観たお宝さがしストーリーで印象深いのは、喜劇的要素が強くコミカルな話だったように思う。勧善懲悪ものでも両者の闘いの中では必ず笑いどころがあって、最後はオチがつく、というもの。一方、シリアスな物語の多くは、正義の名のもとに誰かが犠牲になるパターンで話が成立する。今回は、結果的に良すぎて呆気にとられた。もしかすると、当初予定されていた結末が、途中で変わったのでは?物語が展開するにつれて収拾がつかなくなって、超常現象をたくさん使って何でもアリにしてしまったとか…?

ありえないと思っていた「蘇り」さえアリなのだ。ならばみんなの願いをすべて叶え、究極のハッピーエンドにしてほしかった。唐寧ちゃんの想い人はどうしたのだろう。ダディの再婚はありえるのか…。いや、そんな些末にこだわるよりも、この4人で悪に立ち向かうチーム(ファミリー)を組むことにしました!という結末でいかがでしょうか。


プロフィール

孔雀の森

Author:孔雀の森
いろいろな出会いを
大切に♪

カレンダー
06 | 2013/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最近のコメント
カテゴリー
最近のトラックバック
最新の記事
リンク
ブログ内検索

Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。